令和６年度いわて協創グローカル人材育成プログラム（海外留学支援事業）に採択された派遣学生７名に向けて、当協議会会長（岩手県知事）よりメッセージが届きましたので紹介いたします。
いわてグローカル人材育成推進協議会会長
（岩 手 県 知 事）
達増 拓也
このたびは、いわてグローカル人材育成推進協議会「いわて協創グローカル人材育成プログラム」による海外留学の決定、誠におめでとうございます。
本協議会は、県内の多くの企業・団体から御賛同をいただき平成29年に設立され、グローカル人材育成のため、海外留学支援に取り組んできました。新型コロナウイルス感染症の影響による中断を経て、令和４年度から再開し、これまで26名の意欲ある学生の海外留学を支援してきました。
「地域に貢献する人材の育成」は、「いわて県民計画（2019～2028）」においても重要な施策の一つであり、交通の発展と情報通信技術の発展により、個人が地方をベースにしながら世界にはばたいたり、世界とつながったりできる現在、「国際的な視野を持った地域に貢献する人材」の育成が本県においてもますます重要になっています。そうした次代を担う若者が地域社会を支え、新たな活力を生み出すけん引役となるよう、海外留学の機会の充実や、世界と岩手を繋ぐグローカル人材の育成に取り組んでいるところです。
本県の国際化を進めるに当たっては、国際的な視野を持った若者の活躍が求められるところであり、世界との関わりを深め、視野を広げる上で、海外への留学経験は、極めて有効であると考えています。
また、インターンシップなど県内での活動を通じて、岩手という地域を見つめ直すとともに、海外留学の成果を地域へ還元していただき、希望あふれる岩手の実現に向けて活動を展開いただくことも非常に重要です。
皆さんの海外留学が有意義なものになるとともに、これを契機として、今後、更なる研さんを積まれて、地域や社会の人たちとのつながりを大切にし、世界と岩手の架け橋となっていただくことを期待します。
